みなさまこんにちは！
前回釣行記で書いた通り、２月からひたすら続けていたメバリング釣行もいよいよ終わるときが来ました。
細いロッドに小さいリールで、繊細に狙うメバリング、スリリングでゲーム性も高く、個人的にはもしかしたらルアー釣りで一番好きな釣りかもしれません。
しかし、もう明らかに水温的にシャローゲームは難しい。
堤防や磯場、テトラなどではまだまだ梅雨メバルが狙えますが、まあ今年はたくさん釣れたし、ぼちぼち本職？のシーバスに復帰しますかね。
ということで、６月最初の日曜日、西宮のいつもの浜に、超ひさびさにデイゲームのウェーディングに行ってみました。
今回はその釣行記です。
雰囲気は悪くない
この日は雨あがりの北風。
17時過ぎに駐車場に到着、そこから準備してポイントへ向かいますが、曇りがちだったため日差しは緩く、暑くはないですね。
ひさびさのデイゲームということで、鉄板なんかも投げるかもと、ロッドはエクスセンスインフィニティの90ML、リールはPE0.8号を巻いたステラC3000XGの組み合わせでやってきました。
潮位は下げに入り始めたところですが、そこそこ高めで、風のせいで流れも出ており、雰囲気は悪くありません。
あまり深く浸かる必要はないので、ひざ上くらいの水深の位置に釣り座を決めますが、ちょっと移動した短時間のうちに、何匹ものアカエイとナルトビエイを見かけました。怖いなぁ～。
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| この時期シャローに無限に沸いて来るエイ対策には、ウェーディングスタッフはとりあえず必需品。今年はコレが再販されたので、絶対買って常備しておくべきです。 |
シーバス釣りがひさびさ過ぎて、ちょっと何から始めてイイか分かりませんが、とりあえずトップ、ミノー、バイブをローテーションして狙います。
頼むからエイに掛からないでくれ～との願いもむなしく、めちゃめちゃ大型のアカエイを釣ってしまい、フックオフ時に変な力が掛かったのか、左腕をグキっといわせてしまいました・・・
初登場あのルアーでまさかの大型がヒット！
エイをリリースした後、休憩して左腕の痛みが取れるのを待ってから釣りを再開しますが、しばらくアタリのない時間が続きました。
しかし、水面をじっくり観察していると、風によって表層の水が流れるのと反対向きに、なにやら小さな波紋が出はじめました。
おそらくハクでしょう。メダカくらいのサイズです。
例年６月ってハクはまだこんなに小さかったっけ？と思いつつ、そういえばマイクロベイトシーズンなので、毎年初夏にやってる小型プラグでのミノーイングがいいんじゃね？と、取り出したのは先日Amazonのセールで買ったばかりのカウントダウンエリート55。
小さいけどラパラらしい素晴らしい仕上がりのルアーで、早く投げてみたかったんですよね。
北風だからか、55mmとは思えないくらいよく飛びます。
で、流れは払い潮方向なので、ルアーの立ち上がりも良くリーリングも気持ちいい。
そのCDE55で扇状に沖を探っていたところ、いきなりググっとアタリ！
あわせると、明らかにシーバスのヒキ！
しかも、かなり目に大きい！
重たくて全身飛び出すことはなく、上半身？だけ水面上に上げたエラ洗いを２回されましたが、凄い重量感です。ひえー。
まさかの攻防戦
ひさびさのシーバス釣りでいきなりこんな大物が来るとは！
これはバラシてなるものかと、慎重にファイト。
足元付近まで寄せてきたところで水面直下に見えた魚体は超デカい！いかつい！
ランディング態勢に入ろうと少しドラグを緩めますが、なんと、こんな時に限って（毎回か？）横着してランディングネットをクルマに置いてきてしまってました。
後ずさりして陸地にずり上げるか、グリップランディングするか。
浅瀬まで15mくらいなので、ずり上げを試みればよかったのですが、ここは産卵前のアカエイが集結する地雷源。
魚のランディング中に危険な目に合ったことは何度もあります。
なので、このまま水上でランディングした方がいいべと、頭の中ではグリップランディングを選択済み。
一瞬見えたルアーの掛かりはバッチリで、フロントフックもリアフックもがっつり掛かってましたもんね。
既にリーダーとPEとのノット接合部は水面より上に見えています。
もうコレは獲ったも同然ですな。
左腕で持ったロッドで魚の動きをいなしながら、右手は腰のフィッシュグリップに手を添え、魚の頭が見えたらじっくり空気を吸わせて大人しくさせようと考えていました。
ところがどっこい、最後の力を振り絞って？魚が急に走り出す！
しかも、ボラスレ以上の重量感！
ぐんぐんぐんとロッドが絞りこまれ、左回転し始めるので私も一緒に回らされる始末。
2週半ほど左周りで回らされたと思ったら、突如魚が方向転換、今度は右沖に向かって右回りに泳ぎ出した！
と思ったら、すっぽーん！
ありゃりゃ、カウントダウンエリートが宙を舞う！
無念すぎる・・・
魚の姿は目の前3m、尻尾で水面をはたいて、消えていってしまいました。尻尾もデカかった。
すっぽ抜けたカウントダウンエリートを手に取ってみると、２本がっちり掛かっていたはずのフックは、リアが大きくひしゃげて伸ばされ、フロントは折れてしまっていました・・・
CDE55のフック、結構太目の軸のしっかりしたフックなんですが、左左左でずっと引っ張られ続けた後で、急に魚が方向転換して右周りに泳ぎ出したので、多少ドラグは緩めたつもりだったのですが、思わぬ方向に大きな力が掛かったんですかね。
絶対そんなことはないと思いますが、もしあの大物シーバスがこうなる事まで考えてあんな暴れ方をしてたとしたら、めちゃくちゃ頭いいヤツですな。私より知能は上かもｗ
しかしムキー！コレは残念過ぎるでしょ！
逃した魚は大きいとよく言いますが、今回の魚はいつもの浜では珍しくマジで大きかったです。
もう一度来てくれないか？
結構長いファイトになったので、場を荒らしたかなということで、しばし休憩。
予備フックなどもっていないから、もうカウントダウンエリートは使えません。
ということで、取り出したのはロンジンのミズキ50。
このルアー、昨年から持ってましたが、ジャークソニック55ばかり偏愛してあまり出番が無かったので、まだインプレ記事も書いていませんが、マイクロベイトの釣りでは活躍してくれそうな雰囲気。
今日は曇り空ローライト気味で北風によりややクリア気味の潮色なので、こういう条件にマッチしそうなグリーンクリア系のライムチャートHクリアマグマをチョイス。
で、もう一度来てくれないかと探っていると、キマシタ！
フッキングしてすぐエラ洗い、シーバスですね！
しかし、先ほどのと比べると半分くらい？の大きさ。かなりサイズダウンです。
とはいえ、ひさびさのウェーディングの釣り、しかもデイでの魚なので、それでも嬉しいことには変わりありません。
その後は乗らないアタリもありましたが、乗ったと思うと写真のようなアジングみたいなサイズのチーバスに更なるサイズダウン。
ダメですなコリャｗ
日暮れ過ぎても釣れるかなと粘ってみましたが、日没後雨が降って強くなってきたため、ずぶ濡れになる前に納竿としました。
今回の釣りの振り返りと今後のシーズン予想
さて今回は、長らくご無沙汰していたシーバス、しかもデイのウェーディングの釣りとなりましたが、今年は思っていたよりも早い時期に極少ルアーが活躍してくれました。
例年だと6月中盤以降くらいからがこの釣りで手堅く釣れるシーズンなんですけどね。
最近メバリングに夢中になりすぎて、シーバスの調査そっちのけで釣り方も忘れてしまっていましたが、やはり季節の変化に合わせて現場でいろいろ試してみないとわからないもんですな。
例年通りに季節が進むなら、このあとおそらく7月末付近まで、今回と同じような釣り方で夕まずめのシャローでのハクパターンで、小物中心ながら手堅い釣りが出来ると思います。
早起きが苦手なので朝マズメはどうなのか知りませんｗ
初夏のうちにもし湾内にカタクチの回遊があれば、大釣り出来る可能性もありますが、今年はどうですかね。
それが過ぎて7月末ごろから盛夏にかけては、潮位変動のほぼないナイトのトップでのイナッコパターンが始まり、水温が下降基調に入る9月以降から10月にかけて、イナッコも10㎝台後半まで成長して、ウエイク系が大活躍するハイシーズンに突入ですかね。
11月はいつもの浜では完全に消えてなくなってしまったサヨリパターンが今年こそ復活してくれればいいですが、水温のせいかここ５年以上サヨリの大規模な回遊ルートから外れてるみたいなので、それは期待できないかと思います。
そんな感じで、また今年後半もいつものようなシーズナルパターンを繰り返しそうですが、秋になるとアジも気になって仕方なくなるので、個人的にはまたシーバス釣行回数が減ってしまうかも知れませんねｗ
ということで、えらく先の季節の予想話まで書いてしまいましたが、今のところカタクチの話は聞かないのでしばらくはハクパターン頼みになると予想。
いつもの浜では今回ばらしたみたいな大物はなかなか出会う機会も少ないので、まだしばらくはもうちょいライトなタックルでもいいかなと思います。
次はワールドシャウラ2831R-2＋ステラC3000XGか、モアザンブランジーノEX AGS 87LML+ヴァンキッシュC3000XGの組み合わせで、もうちょい小粒プラグのタマ数揃えてチャレンジしてみようと思います。
カウントダウンエリート55はその名の通り超エリートルアーだと解ったので、今シーズンの釣り用に早速買い足そうと思います。
ということで、バラシは残念でしたがひさびさのシーバス、楽しめました。
また釣査に来ようと思います。
大自然よ、今日もありがとう。
＜タックルデータ＞
ロッド：シマノ エクスセンス インフィニティ S90ML
リール：シマノ 22ステラ C3000XG
ライン：バリバス バリバス8 #0.8
リーダー：サンヨーナイロン アプロードソルトマックスショックリーダー 16LB
ヒットルアー：ラパラカウントダウンエリート55
タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は、姉妹サイト「続・スモールフィッシング」に記しています。
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