みなさまこんにちは。
前回記事で、出張用にRIMOWAのクラシックキャビンを購入したことを書いていました。
その後、何度かこのスーツケースで出張に出かけましたが、やはり想像以上に素晴らしいスーツケースです。
機内持ち込みギリギリ最大級の収納力、移動のスムースさ、スタイリング、所有感など、いずれも非の打ちどころがありません。
やはりいいものはいいですね~。これだけ出張してるんだから、もっと早くに買っておけばよかったと若干後悔したくらい。
実際の移動ではバッグが必要?
しかしそんなリモワも、ちょっとした欠点があります。
それは、ラッチ式のため、空港内などでちょっとした荷物を取り出したいときに気軽に開くことができないところ。
荷物のばらけ防止のセパレーターもあるし、できないことはないのですが、例えばラウンジでPCを取り出して作業したいときとか、喫煙室でたばこやライターを取り出したいときなどはさすがに不便です。
また、羽田では荷物からドリンクやPCなどを取り出さずに保安検査できるスマート機器が導入されていますが、伊丹はいまだにこれらのものを保安検査通過時に取り出しての検査が必要です。
なので、保安検査時や移動中、ラウンジ内などでさっと取り出したい荷物は、スーツケース内ではなく別途手荷物としてバッグなどに入れる方が何かと便利。
スーツケースは機内でも頭上のストッカーに入れますが、バッグなら前席下のスペースなどに収納できるので、フライト中のお仕事もしやすいですしね。
ということで、今回はRIMOWAに似合う、上質なバッグが欲しいなぁというテーマで、いろいろなバッグを検討してみました。
選ぶならどんなバッグがいいのか?
個人的にはクラシカルなブリーフケースも好みで、これまでTUMIの26130やブリーフィングの3WAY、Felisiのリモンタナイロン05-53、イタリアPaolo Masiのカーフのダレスバッグなどをメインに使ってきましたが、コロナ禍以降、ビジネススタイルのカジュアル化が進み、オンオフのスタイルの垣根が取り払われてきたような気がしますので、最近はあまりガチのビジネス向けバッグは持たないですね。
今新たに選ぶならやはりビジネス・カジュアル兼用で使いまわせるトートバッグが最右翼ですかね。
トートバッグでは、これまでカジュアルなPatagoniaのナイロン製のものと、アンティークレザーの小ぶりなanyaryのを使っていますが、いずれも小ぶりすぎるのでちょっと後述の条件に合致しません。
ということで、手持ちのアイテムも考慮して、以下のような条件で今後使うバッグの条件を考えてみました。
-
ジャケットを畳んで収納できる大き目の容量があること
初夏秋は温度調整のためにジャケットを持ち運びますが、屋外を歩いて移動する際は暑くてジャケットは着られません。そういう時にジャケットをパッと畳んで収納できるくらいの十分なサイズ感が理想です。
-
RIMOWAクラシックキャビン内にも収納できるサイズ
降機後徒歩移動する際は荷物がひとまとめになってる方が軽快。なので、いざというときは畳んでスーツケースに収納できると理想的です。
-
できれば上質な皮革製、ナイロンならばタフで経年劣化の少ないバリスティックナイロンタイプ
これまで20年以上いろいろなバッグを使用してきましたが、やはり時を経ても愛用できるのは間違いなく本革製のものです。
一時期プラダやフェリージ、オロビアンコなどで流行ったリモンタナイロンやその革とのコンビのバッグもいくつか持っていますが、購入直後の発色はきれいなものの10年以上使うと劣化や型崩れが激しく、コンビ素材はお手入れがしにくかったりして、長年の相棒にするにはいまいちです。
なので、第一候補は本革一択。次点としてはTUMIなどのバリスティックナイロン製ですかね。
-
荷物を入れたときに自立すること
ビジネスシーンでオフィスや会議室に持っていく場合でも、スーツケース上でセットアップして使う場合でも、やはりバッグ自体に自立性があると便利です。
-
スーツケースとのセットアップスリーブがあると理想的
スーツケースのキャリーハンドルに挿し込んで使えるタイプだと、移動時にずれたり落ちたりする心配がないので安心ですね。
しかし、皮革製のバッグでこのセットアップスリーブがついているものは非常に少ないので、革製を選ぶならこの条件はあきらめざるを得ないかもしれません。
なので、この条件は「あわよくば」程度でMUST条件ではないですね。
これらの条件に当てはまるシンプルなバッグを探したところ、以下列記するようなアイテムが非常に気になりました。
PELLE MORBIDA MaidenVoyage PMO-MB048 2WAYトート
これは間違いなくイイ!と一目ぼれしたのが、 PELLE MORBIDAのPMO-MB048。
国内産牛革、それも品質に対する評価が高い姫路レザーをふんだんに使った重厚感、クラス感のあるシンプルなトートで、上記1~4の条件を満たしつつ、さらにベルトを使った肩掛け、斜め掛けも可能な2WAYタイプ。
サイズは約W42×H31×D13cm、重量は約1100gと、まあビジネスカジュアル兼用にはちょうどいいサイズ感と重量感ですよね。
肩掛けベルトはたぶん使わないだろうけど、こういう機能性には惹かれてしまいます。
ペッレモルビダのアイテムは、最近よく百貨店などで見かけますが、明らかに素材も縫製もクオリティ良さげで若年層はもちろんミドルエイジにも似合いますね。
イタリア調の上品なシュリンクレザーで全体の雰囲気は数あるトートの中ではやや硬めでフォーマル寄りの印象ですが、その分高級感とクラス感は同価格帯のアイテムの中ではピカ一。
海外ブランドであれば明らかに10万円超えてきそうな雰囲気なのに、円安だからか価格は非常に良心的なのもポイント高いです。
セットアップスリーブがないのは残念ですが、これは人気商品にならない理由はないですね。超欲しい!
aniary 07-02011 トート
国産の染料染めシュリンクレザーを採用した07-2011は、重量850gと非常に軽くて柔らかく、色味も豊富。
なによりハイクオリティな国産皮革で国内生産のバッグが4万円台で買えるというコスパの高さが魅力的。
アニアリは、いわゆるハイブランドという類ではありませんが、個人的には数年前に同社のボストンバッグ07-06000に一目ぼれして購入して以来、上述の小型トートやウォレット、ポーチなど、いろんな製品を愛用しています。
そもそも聞いたこともないメーカーでしたが、なんとなく手にしてみたら価格の割に革質も縫製も十分すぎるくらい満足でした。
なので、それ以来数年間、ちょっとずつ手持ちのアイテムが増えてきていますが、どのアイテムも買ったあとで不満や後悔が一切ない。
で、インポートブランド物に比べると明らかに価格が安くコスパが良いのが魅力的。
へんてこなブランド名のタグや刻印などもなく、ジッパータブなどにanyaryの刻印がある程度という主張控えめなところも個人的におおいに気に入っています。
だって40、50歳超えるようなおじさんが、ブランド名主張の激しいアイテムなんて、「え?まだそんなの信仰してるの?」って感じで恥ずかしくて身に着けられないですよねw
ということで、アンダーステートメントを貫きつつ、値段は超お手頃だけど、これまで同メーカーのいろいろな製品を長く使ってきた感想から、ココのアイテムを選べば確実に失敗はないだろうなと予想。
サイズはW41.5 × H31 × D15、ビジネスでもカジュアルでもど真ん中のサイズ感だと思います。
セットアップスリーブはないし、目新しさはないですが、いいですな。
TUMI Jarvis イーストウエストトート
もはやオッサンサラリーマンの代名詞ともいえるバッグが、TUMI。
そう、オッサンはいろいろと罪(TUMI)を背負っているのですw
そんなTUMIは、2016年ごろサムソナイトによる買収後、どんどんTUMIらしさを失い、もはや商品ラインナップがサムソナイト製品のようになってしまった感じも無きにしも非ずですが、そんなTUMIの中でもちょっとイイなと思ったのが、日本限定のコレクション、Jarvisシリーズの イーストウェストトート0683416DNVY3Eと、デラックスラップトップブリーフ0983409D3Eの2機種。
Jarvisのイーストウエストトート0683416DNVY3Eは33 cm X 45.5 cm X 12.75 cmと、ジャケットを畳んで収納できるサイズに長めで肩掛けもできるハンドル、ショルダーストラップも付属しており、そして何より希少なキャリーハンドル用のセットアップスリーブを備えているところが魅力です。
どうして各社とも皮革製のバッグにキャリーハンドル用スリーブをつけようとしないのか本当に不思議です。絶対需要高いと思うんですけどね~。
しかし、本体がバリスティックナイロンで各部が革のコンビという組み合わせは、革の方のダメージが先に目立ってくるし、お手入れが意外と難しいので、正直長年使うにはイマイチ。
リモンタナイロン+革コンビで有名なFelisiとか、Pradaとかで、若いころ結構痛い目にあいましたもんね。
まあ、TUMIのメイン素材はバリスティックナイロンなので、リモンタナイロンよりは耐久性がありますが、長年使うなら断然革でしょう。
ということで、最近のTUMIでレザー製、畳んだジャケットを入れられる大容量となると、ノースサウストートとデラックスラップトップブリーフあたりか。
実物はさすがのクオリティで、薄くすかれた革ゆえにとても軽量。
まあ、ラップトップブリーフみたいな、ブリーフケースタイプはもうこのご時世、あまり利用する機会もないなかとは思いますが、魅力的なのは間違いありません。
しかし両方とも、お値段約15万円。
これはさすがに気分でポチっと買うわけにはいきませんですな。
FiveWoods 林五 ビジネストート JETSETTER
ここまで見てきた通り、レザーのトートバッグで、スーツケース用セットアップスリーブを装着したモデルはTUMI以外、各社ほとんど出していません。
一応サムソナイトの上級ラインやハートマンなども見ましたが、レザートートではレアケースですね。
絶対にあると便利な機能ですが、この機能があるレザートートはないものか?と探して見つけたのが、このFiveWoodsのジェットセッター39513。
FiveWoodsは明治23年創業、実に135年の歴史を誇る日本の老舗メーカー、林五(HAYASHIGO)が自社展開するブランド名。
広告宣伝が少ないからか、あまり知名度は高いわけではないですが、かなり高感度でクオリティ高い皮革製品を多々リリースしています。
そんなFivewoodsから、ビジネス用トートとしてリリースされているアイテムが、ジェットセッターのトート。
独自の撥水加工レザーにテフロン加工された内装、セットアップスリーブはもちろんビジネス向けに適した多種多様なインナーポケットを備えた、機能性ではTUMIにも全然負けていない高機能レザートートです。
上質さは伝わってくるし、高機能性にも惹かれる、セットアップスリーブがあるってのもポイント高いのですが、残念ながら雰囲気がいかにもビジネス向けで、トートらしい「軽さ」がないですかね。
W41×H33.5×D13cmというサイズで自重990gと非常に軽いのですが、見た目のビジネス感故に、もうビジネス利用はあと10年くらい?という今のタイミングではどうにも気が進みません。
私が今、20代~40代前半くらいだったら、まだまだ仕事でカバンを使うってことで、機能面と質感を両立したこのカバンをきっと選ぶでしょうが、見つけたタイミングが良くなかったですね~。
ということで、結局何を選んだか?
いろいろ検討した結果、非常に悩ましかったのですが、やはりお手頃価格でオーソドックスなレザー製で普段使いにもよさげなアニアリの07-02011を選びました。
予想通りというか、期待を裏切らないクオリティで、しかも実売4万円以下というのは明らかにコスパがいいです。
RIMOWAクラシックキャビンとのセットアップ時の相性も抜群。
これはこれで非常に満足していますが、やはりセットアップスリーブがあったらさらに便利だったろうなと感じる瞬間はままあります。
なので、アイテムとしての方向性がちょっと異なる、TUMIのJarvisも一応まだ検討中。
また、aniary07-02011については、しばらく使ってみてからインプレ記事を書きたいと思います。
ということで、今回のお話はおしまい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は、姉妹サイト「続・スモールフィッシング」に記しています。
よろしければこちらのサイトもご覧になってみてください。
0 件のコメント:
コメントを投稿