TUMI、RIMOWA、ACE、BRIEFING、Samsonite、Globe-Torotter、Zero Halliburton…機内持ち込みOKサイズのスーツケース、どれにする?

2025年8月18日月曜日

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t f B! P L

 みなさまこんにちは。

最近全く魚釣りに行けておらず、釣行記を書く機会が全くありません。

というのも、仕事が忙しく、週末に出張先から帰って来ることが多くて、土曜日に釣りに行くことが出来なくなってしまったからです。

なので、今回は魚釣りではなく出張ネタ、スーツケースについてです。

TUMIはそろそろ買い替え時? 

私は長年ビジネス用のスーツケース類はTUMIばかり愛用してきました。

若い頃に買ったので、2000年代当時に主流だった2ホイールタイプばかりですが、新幹線や空港でもTUMIのバリスティックナイロンのスーツケース、当時はしょっちゅう見かけましたよね。

いくつかヤフオクとかで売却してしまったので、今でも手元にあるTUMIのスーツケースは以下の22052DHと22018D4の2機種。

22052はメイン気室が1気室でパッキングの自由度が高く、コンパクトで背が低く機内持ち込み可能サイズのため、東京-大阪間の移動などに最適です。

一方、22018D4の方は3気室で、うち一つはガーメントバッグ区画となっており、スーツなどを皺にならずに保管、運搬するのに最適。

ただ、新幹線移動ではイイですが、機内には持ち込めず、手荷物預かりに出す必要がありますね。

ということで、飛行機移動がメインのワタクシ、出張先での生活道具は大型の22018D4に収納して、何年間もホテルに預けてしまっていて、普段の東阪間の移動は荷物の多寡やその日の気分によって、22052DHか、他のボストンバッグや以下の3WAYバッグ等に持ち替えています。

筋トレするならボストンバッグが一番いいのですが、夏場は移動で汗だくになってしまうのが玉に瑕ですかね。

そういう次第で、真夏は特に22052DHの登場頻度が高いのですが、もうかれこれ20年近くノーメンテで使ってきたので、ちょっとくたびれ感が出てきたのと、ハンドル収納部の動きが渋くなってきて、飛行機の搭乗時にちょっともたつくシーンが多くなってきました。

もう15年近く?十分すぎるくらい使い倒したので、そろそろ買い替え時ですかね。

次の機内持ち込みスーツケース、どれにする?

ということで、次のスーツケースを検討することにしました。

私が考えた条件は以下の通り4つです。

  1. JALでの移動がメインなので、JAL国内線機内持ち込み可能寸法のもの
  2. 電車改札等スムースに通過できるよう、縦型4ホイールのもの
  3. 普遍的なデザインで耐久性と信頼性が高く、長く愛用できるもの
  4. ラグジュアリーブランド以外のもので、質感の高いもの 
  5. ソフトタイプではなく対候性も高いハードタイプ、できればアルミ製のもの 

これら条件を満たす候補として、TUMI、ACE、Briefing、Samsoniteなど、これまで使ったことのあるメーカーものと、以前から気になっていたGlobe-torotter、RIMOWA、Zero Halliburtonのものをチョイスしてみました。

TUMI 19 DEGREE ALUMINUM コンチネンタル・キャリーオン 988201776

TUMIの現行品でアルミニウムボディのトロリーといえばこれ。

しかし、長年行き来している羽田や伊丹ではなぜか一度も見たことがありません。

個人的には斜めに入ったリブデザインがイマイチだから売れてないのかな?と思っていましたが、実は寸法が56 cm X 42 cm X 23 cmと、微妙に国内線持ち込みができないサイズになっているのです。

よく見ると、TUMIのオンラインショップでも国内線持ち込みはできませんと書いていますね。 

どうりで空港で見かけないわけだ。

で、定価¥214,500は、RIMOWAのオリジナルキャビンに迫る価格、それでいて国内線機内持ち込みできないなら、積極的に選ぶ理由はありません。

完全に候補からは外れてしまいますね。

ちなみにTUMIは、近年モデルラインナップが拡充され、トータルバッグメーカーのような様相を呈しているなと思っていたら、なんと2016年にサムソナイトに買収されていたのですね。

サムソナイトは低価格帯に、おなじみのAmeicanTouristerを、中価格帯にSamsoniteを、高価格帯にTUMIをという感じで、価格帯と用途に応じた選択肢を提供することで、旅行需要の変動に左右されない経営体質を目指しているようです。

なるほどそのせいで近年のTUMIのアイテムの雰囲気が変わってきたのかもしれませんね。 

ACE Orobianco モヴェンツァ スーツケース アルミ フレームタイプ 36L 93142

これは存在を知らなくて、あれこれ候補を調べていてたまたま見つけたもの。

比較的最近になって発売されたシリーズのようです。

しかし、そもそもオロビアンコって、日本では取扱い代理店が積極的なプロモーションをしたために比較的メジャーな存在になっていますが、実は本国イタリアでは全然知られていないマイナーな存在だとよく聞きます。

フェリージなどに比べるとうんと価格が手ごろで、日本人が好きそうなカラー・デザインのラインナップが多いから、日本では成功したんですかね? 

しかし既に輸入ですらなく、ACEが手掛けるようになっていたんですね。

まあ、実態がどうであれ、ACEは日本メーカーながらサムソナイトやDELSEYにも引けを取らないグローバルで認められたスーツケース・カバンの大御所メーカー。

ここが手掛けているなら、耐久性や品質はおそらく期待できるでしょう。

で、このモヴェンツァの36Lは、H55×W40×D24 cmと、一応3方向の寸法はギリ持ち込み可能サイズ(JAL国内線では55cm x 40cm x 25cm)に収まっていそうです。

重量は本体だけで4.5kgあるので、総重量オーバー(10Kg)にもちょっと気を付けたいところ。 

ただ、3辺合計が119㎝と、JALの各辺サイズ範囲には収まるものの、各辺合計の規定寸法115㎝を超えてしまうので、運が悪ければ機内持ち込みを拒否られるかもしれませんね。

お値段は\165,000。ACE製ということと、いわゆるブランド物ではないため、原価率はそこまで低くない、つまりボッたくりではないと思いますので、おそらく値段なりにクオリティも良いモノだと思いますが、なかなか売ってるのを見かけないので触ってみないことにはわかりませんな。 

Samsonite ライトボックスアル スピナー55

羽田からの帰り道、北ウイングにある伊勢丹でおいていて、いつも気になっていたのがこのサムソナイトのアルミ製スーツケース、ライトボックスアル。

55サイズだと、重量4.8㎏とやや重ためですが、寸法は55.0 x 40.0 x 23.0 cmと、リモワのオリジナルキャビン、クラシックキャビンとほぼ同寸です。

リモワに比べるとややゴテゴテしていますが、まあまあシンプルでクセのないデザインで、アルミの質感も悪くなく、ハンドルやキャスターの動きもとても滑らか。

何よりアルミボディでありながら、定価\106,700という、他メーカーのアルミボディのケースではありえない安価な価格設定も魅力的。 

お店で触ってみた感じ、側面パネルのデザイン(個人的にはスッキリ感が無く好きではない)以外に全く不満点はなく、コスパを考えると断然良さげ。

ということで、これは購入候補入り確定ですな。

Zero Halliburton Classic Aluminum 3.0 Continental Carry-On Travel Case 37L 94405

今は既に廃れてしまっているかもしれませんが、私の若い頃にはアルミのアタッシュケースといえばゼロハリバートンというくらい、流行ってました。

そんなゼロハリからも、アタッシュケースの雰囲気そのままのスーツケースが出ています。

その中で機内持ち込みギリギリ最大サイズのものが、この94405というモデル。

37LでH55xW40xD24cmというサイズは、これまたギリギリ機内持ち込みできるかな?という寸法。

各辺合計は119㎝なので、オロビアンコ同様、運が悪ければ機内持ち込みNGになるかもしれません。

ちなみに、ゼロハリは米国発のブランドですが、日本のACEが2006年に買収しているため、日本で展開されている同ブランドのアイテムは、実質的にはACEが作っているのかもしれません。 

そういう背景も、先にご紹介したオロビアンコと似ていますな。それにしてもACE、大したもんです。 

まあ、デザインはシンプルですし、個人的に使ったことありませんが耐久性も良さげ。

ただ、機内持ち込み総重量10Kg制限の中、ケース本体で5.1Kgもあるのはちょっと重たいし、フルで荷物を詰め込んだら制限を超えてしまいそうですね。

お値段は¥176,000となかなかの価格。

見た目はなかなか魅力的ですが、重量がちょと気になって個人的には予選落ちです。 

BRIEFING H-35 HD PLUS

お次はアメリカンミリタリーテイスト満載ながら、実は日本発祥のメーカー、ブリーフィングのH-35 HD PLUS。

このモデルはこれまで挙げたアルミ製のスーツケースではなく、ポリカーボネード製。

ポリカ製のものなら、他の各社も安くでいろんな選択肢がありますが、BRIEFINGの無骨で道具感満載のスタイルが好きな人にはコレが魅力的に映るかも知れません。

デザイン性の高さとオリーブなど男心をくすぐるカラーをチョイスできるところも魅力的ですね。

容量35L、サイズは375mm x 520mm x 250mmと、JALなら各辺寸法でも合計寸法でも間違いなく機内持ち込みできる寸法。

ただし重量4.17kgと、ポリカーボネードの割に重量があるのは、もしかしたらそれだけヘビーデューティ仕様となっているからかもしれません。

ちなみにBRIEFINGブランドは東京のユニオンゲートグループが運営しており、他のブランドのように大手グローバル企業の傘下にあるわけではありません。

ちなみにユニオンゲートグループは、2021年にあのFelisi(フェリージ)を傘下に収めています。

私が若い頃フェリージも流行っており、私自身も何個が同社のバッグを持っていますが、当時は「フィーゴ」という会社が取り扱っていました。

このフィーゴは、もともとユナイテッドアローズの子会社でしたが、そのフィーゴ株を2021年にユニオンゲートグループが100%取得したようですね。  

Globe-Torotter オリジナル キャリーオン - 4ホイール

1970年台、1980年台生まれのオッサンなら一度は聞いたことのある英国生まれのスーツケースの名品といえば、グローブトロッター。

一応ハードタイプのケースと言えそうですが、主素材であるヴァルカナイズト・ファイバーはいうなれば紙であることは有名ですね。

紙でありながら、王室のハネムーンや南極探検など、過酷な環境でも信頼され、象が踏んでも壊れないと言われる素材をもとに、英国の工房でハンドメイド作成される同社製品は、なんだかロマンがありますね。

そんなグローブトロッター、コレも羽田の伊勢丹でよく見かけますが、職人の手作りであるが故か、はたまた円安のせいか分かりませんが、結構びっくりするような価格帯。

機内持ち込みに最適なオリジナルキャリーオン 4ホイールタイプは、同社では比較的お手頃な部類ですがそれでも\253,000もします。

容量は34L、重量は軽めの3.7kg、サイズは38 x 49 x 21cmですが、ハンドル等の突起物も含めた外寸は42 x 56 x 21cmと、微妙にJALの機内持ち込み寸法よりも大きい。

まあ、今までの経験から、国内線は格安運航会社でもない限り、1㎝2cmくらいの誤差は見過ごしてくれるようですが、3辺合計119㎝、運が悪ければ機内持ち込みはNGになってしまうかも知れません。

ちなみに同社製品の日本における輸入・販売・店舗運営は、ヴァルカナイズ・ロンドンやフォックス・アンブレラズ、スウェイン・アドニーなど英国ブランドの専門商社であるブリティッシュ・ラグジュアリーブランド・グループ株式会社(BLBG) が担当しています。

これまで紹介した著名メーカーの多くが合従連衡、買収などを経ているのに対し、創業以来100年以上頑なに独立路線を守っているところもなんだかロマンを感じますな。

しかし、お値段高すぎるので購入候補からは除外。ロマンに金は出せませんw 

RIMOWA オリジナル・キャビン/クラシック・キャビン

最後にご紹介するのはスーツケース界の絶対王者(個人の主観です)かつ大本命、リモワのキャビン。

今回検討しているハードタイプのスーツケースについて、現在ポリカーボネード製とアルミ製が多いと思いますが、いずれの素材も最初にスーツケースに採用したのは同社ですね。

ドイツが誇るスーツケースブランドだからか、昔からドイツ車のラゲージルームのイメージ映像にもRIMOWAのスーツケースが並べられていることが多いです。

そのRIMOWAの中で、アルミ製で4ホイール、機内持ち込みの最大サイズといえば、キャビンシリーズ。

樹脂ハンドルで軽快かつ若々しいデザインのオリジナルキャビンと、本革ハンドルに昔ながらのリモワらしさと歴史を感じさせるクラシカルなデザインのクラシックキャビンの2種類があります。 

私が若い頃は、いずれのタイプももっとお手頃な価格だったのですが、2016~2018年にかの有名な(悪名高い?)LVMHグループに買収されて以降、高級ブランド路線を突き進み、今や以前の1.5倍以上の価格に値上げされてしまいました。

LVMHは皆さんよくご存じの通り、ヴィトン、フェンディ、ディオール、ブルガリ、ティファニー、ロロ・ピアーナ等を傘下に収める世界最大のラグジュアリー・コングロマリットですね。

同グループのブランドは、近年も中国サプライヤー非常に安価で作らせたものを50倍以上のプライスタグで販売していたなんて悪評も良く聞きますが、RIMOWAも例外に漏れず、同グループ傘下に入ってから明らかに大きく値上がりさせられてしまいました。

円安の影響もあってか、ここ数年は毎年のように価格は釣り上がっており、一昔前に10万円台前半だったオリジナルキャビンも、2025年時点では\224,400。

クラシックキャビンに至っては、\237,600もします。

なかなか痺れる価格ですが、RIMOWAは値上がりが続いているからだけではなく、リセールバリューも抜群でそもそも資産価値が高いと言えます。 

さらに、2022年以降に製造された正規品であれば、一生涯の製品保証を受けられるというのも重要なポイント。

もともとこの保証制度が始まる前から、古い製品でも修理が効くのがリモワの特長の一つ。

また、アルミのスーツケースはどうしても長年の使用により傷やへこみなどの劣化を避けることができませんが、それらのキズですら味わいとして楽しめるアルミケースは、もしかしたらRIMOWAだけかも知れません。

個人的にはタイムレスで普遍的なデザイン、かつハンドル部が本革というデザイン性の高さから、選ぶなら少し高くてもクラシックキャビンの方ですかね。

価格がネックではありますが、今回の候補の中で本当に欲しいなと所有欲を感じるのは、これかもしれません。

候補の中で私が最終的に選んだスーツケースはコレ 

結果的に、機内持ち込みギリギリサイズ(もしかしたらギリギリアウトになるかも)の中で、個人的に最終候補に残ったのは、RIMOWAのクラシックキャビンとSamsoniteのライトボックスアルの2機種。 

Samsoniteのライトボックスアルは、重量はやや重いものの、RIMOWAと同寸、容量が大き目ながら半額以下の値段で購入でき、10年間の保証がついていますので、単に初期投資のコスパだけを考えればコチラが圧勝でしょう。

しかし、今後10年以上使い続ける可能性が高いことを考えれば、長期的視点に立つ必要性もあります。 

正直そこまでSamsonite製品を長期間使用したことが無いためわかりませんが、10年後にも同じスーツケースを使っているか?を想像すると、セールス次第でモデルチェンジしてしまうSamsonite製品では、10年後、実際に正規パーツを使って修理できるかどうかはわかりません。

まあ、国内の出張メインであれば、預入荷物の場合でも比較的丁寧に扱ってもらえるので、ライトボックスでも全然修理が必要になることは無いのでしょうが。 

私はもう50歳代なので、残りの仕事人生はそう長くはありませんが、生涯にわたる旅のお伴に選ぶならば、長期間保証が効き、修理対応などサプライ面でも安定感のあり、所有欲も満たしてくれるRIMOWAの方がより良い選択肢であるような気がしました。

 ということで、今回の数々の候補の中から、最終的に購入を決定したのは、RIMOWAのクラシックキャビン。

各部の動きや質感の高さ、デザインの美しさは想像通り。

金額的には痛いですが、これがあれば今後似たようなサイズの他のスーツケースが欲しいと思うこともまずないでしょう。

ハンドル部分も合わせた外寸が118㎝と、JALの規格より3cm大きいのが若干ドキドキ、もし機内持ち込みダメと言われたら、3辺合計ジャスト115㎝のクラシックキャビンSも買ってしまうかもしれませんがwまあ、大丈夫だと思います。 

またしばらく使ってみて、「続・スモールフィッシング」の方で長期使用レビュー記事なども書いてみたいと思います。 

ということで、今回のお話はおしまい。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。 

タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は、姉妹サイト「続・スモールフィッシング」に記しています。

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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