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イマイチだった2023AWシーズンのシマノ新製品、よくよく見たらアレの他にも、シーバスロッドでこんな魅力的な追加アイテムが出てました!

2023年8月21日月曜日

2023 エクスセンス シーバス シマノ 雑記 製品情報

t f B! P L

 みなさまこんにちは。

先日、以下記事に書いた通り、7月下旬に2023AWシーズンのシマノ釣り具新製品発表がありましたが、シーバス界隈ではあまりそそられるアイテムは残念ながら出てきませんでしたね~。

唯一個人的にコレは欲しい!と真剣に思ったのは、以下記事に書いたベストだけでした。

しかし、その後釣具店で2023AWのカタログをもらって来てよくよく確認してみると、なかなか気になるアイテムが出てるじゃありませんか。

そのアイテムとは、エクスセンス インフィニティの追加アイテム、S90MH。

既に春夏シーズンで使用してきた、エクスセンスインフィニティS90MLとレングスや姉妹寸本、グリップ長は全く同じで、以下の通りスペックを持つロッドです。

品番 S90MH
全長(ft.) 9'0"
全長(m) 2.74
継ぎ方式 インロー
継数(本) 2
仕舞寸法(cm) 141.1
自重(g) 129
先径(mm) 1.8
ルアーウェイト(g) 8-50
適合ラインPE(号) 0.8-2
グリップタイプ カーボンモノコック
リールシート位置(mm) 386
リールシートタイプ UPLOCK
カーボン含有率(%) 99
本体価格(円) 85,000円
商品コード 335302

シマノ製品ページによると、以下のような特徴のロッドだとのことです。

中~重量級ルアーを正確かつ軽快に操作。ランカーを制するストロングモデル。
スピニングモデルのラインナップの中で最も強いMHクラスのロッド。中~大型のバイブレーションやブレード系ルアーなどの、引き抵抗の強いルアーが操作しやすい。またビッグペンシルとも相性がよく、高精度なドッグウォークを維持したい場合に活躍する。

(シマノ エクスセンスインフィニティ 製品ページより引用)

大阪湾奥、MHのロッドが登場する出番はあるか?

ん?流れもないしアベレージも小さい阪神間の湾奥シーバスでMHなんて、出番ないんじゃね?と思う方もいらっしゃるかも知れません。

確かに、出番なさそうですねw

でも、一年を通してみるとごくごく短い一時期ですが、阪神間の湾奥でも例外的にこのクラスのロッドが欲しくなるタイミングがあるのです。

それは、8月、9月のイナッコパターンと、10月、11月のサヨリパターンのシーズン。

前者ではTKRP90を主軸に、90mmクラスのウエイク系や表層系ルアーを多用し、後者ではエイチベイトやシャローアッパースリム160Fを中心に、スリム系ミノーを多用します。

どちらも使うルアーのウエイトやラインの太さは、MLクラスのロッドでも十分なものなのですが、この季節のイナッコやサヨリがベイトのナイトゲームでは、いずれもシーバスは岸近くに群れを追い込んで捕食するケースが多く、オカッパリでも岸近くのシャローを攻めます。

往々にしてそういう場所で出るシーバスは、水面を爆発させる迫力ある捕食シーンを見せることが多く、そういう激しいバイトに対しては、以下釣行記でも書いている通り、結構MLクラスのロッドではバイトの瞬間にティップからベリーが入りすぎてフッキングをミスることも多いのです。

そのため、普段LやMLをメインに使う私も、この時期だけはワールドシャウラ2832RS-2や先代エクスセンスインフィニティS96Mといった、普段より硬めのロッドを使ってきました。

一般的に硬いロッドは、バイトを弾くなんてことがよく言われますが、確かに通常のプラッギングをやっていると、その通りだと思います。

特に、魚のアベレージサイズも小さ目で、バイトが小さくただでさえ弾きやすい7月までの阪神間湾奥の釣りでは、MHクラスはおろかMクラスのロッドですら、全く出番がない、無用の長物と言えるでしょう。

しかし、8月以降の大き目に成長したイナッコのナイトでの表層の釣りと、秋の大型サヨリのシーズンだけは、水面爆発の暴力的なバイトに対して、ダイレクトにフッキングパワーを込められる強めのロッドが必要なんですよね。

ということで、インフィニティのS90MH、コレも欲しいなぁ~と思いつつ、年間を通じて必要になるシーンは冷静に考えるとイナッコパターンで8週間程度、サヨリパターンで6週間程度。

さらに、私のホームの浜では、地球温暖化のせいか周辺海流の変化なのか、ここ3年以上サヨリの方は回遊が全くなくなってしまったため、実質的にサヨリパターンで使うチャンスは今後なさそう。

そう考えると、このロッド、高いお金を払って買ったとしても、年間10釣行も出番がなさそうなんですよね。

もしエクスセンスインフィニティに追加で出るモデルがS90MHではなくS90Mだったら、普段のバイブレーションの釣りや夏以降のプラッギング全般に使えるので、絶対買いなんですけどね~。 

中~重量級ルアーを正確かつ軽快に操作。ランカーを制するストロングモデル。 スピニングモデルのラインナップの中で最も強いMHクラスのロッド。中~大型のバイブレーションやブレード系ルアーなどの、引き抵抗の強いルアーが操作しやすい。またビッグペンシルとも相性がよく、高精度なドッグウォークを維持したい場合に活躍する。

インフィニティMHのパワー感の謎

上記の通り、年に数回使う程度しか出番がないロッドなら、コストパフォーマンスを考えて'23ディアルーナでも十分かな?と思いますよね。

ただ、'23ディアルーナは、釣具店でいろいろ触ってみましたが、M表記のロッドがMH並みにガチガチなんですよね。

これは'20ルナミスでも同様。

上記の通り、エクスセンスインフィニティS90MHは、適合ルアーウエイト8~50g、適合ライン0.8号~2号のロッドですが、例えば'23ディアルーナの「S80MH」は、適合プラグウエイト10~50g、MAXジグウエイト60gで、適合ラインは1~2.5号と、エクスセンスインフィニティよりも一段強いイメージのロッドです。

で、'23ディアルーナの「S90M」では、適合プラグウエイト7~38g、MAXジグウエイト45gながら、適合ラインは0.8号~2号となっています。

つまり、同じ「MH」表記ながら、エクスセンスインフィニティのMHはディアルーナのMの方が近いパワー感のイメージ。

おそらくこれは、ディアルーナやルナミスがエクスセンスシリーズよりも弾性率の低いカーボンを使用していること、また両者があくまでシーバス専用ではなく汎用キャスティングロッドという位置づけ故のことなのでしょうが、詳細な理由は謎ですね~。

ちなみに、エクスセンス ジェノスのワイコン、S90MHの方は、適合ルアーウエイト8~50g、適合ライン0.8号~2号と、インフィニティのMHと同等のスペックになっています。

なぜインフィニティはS90MHを追加してきたか?

シマノはシーバスロッドに関しては、無駄に長いロッドばかり作っているイメージで、個人的には、なぜエクスセンスなどフラグシップシリーズのロッドで、「90M」を出さないのか長年不思議でした。

しかし、2020年以降に登場した'20ルナミスや'23ディアルーナ、'22エクスセンス インフィニティのモデルラインナップを見ていると、近年はようやくショート目のロッドの必要性を認識してくれつつあるのかなという印象を抱いていましたので、「90M」の追加は必然だと思っていました。

その予想に反して、「90MH」が出ちゃいましたね。

もしかしたら、2024年以降に追加モデルとして出してくれる可能性も無きにしもあらずですが。

今回追加されたインフィニティ90MH、次期エクスセンス ジェノス後継機が出るとしたら、おそらくはエクスセンスシリーズ伝統の番手、ワイルドコンタクトS90MHとスペック的にモロ被りするロッドになり、販売面でもエクスセンスシリーズどうしのカニバリズムが発生することになると思います。

それはシマノ自身が一番よくわかっていそうなのに、敢えて90MHを出してきたところを見ると、もしかしたら次期ジェノスはワイコンS90MHをはじめ、大幅にロッドラインナップが削られるということなのかな?と、要らぬ心配をしてしまいますね。

しかし、私のように年中流れもなくアベレージも小さく使用するルアーも小さい湾奥干潟で釣りをする人間ならいざ知らず、日本中のシーバスフィールドを見渡すと、流れの強い河川や瀬戸、潮流場や、ヘビーカバーのフィールドってのはゴマンとありますし、こっちの海では見られないコノシロ、マイワシ、サッパ、エツ、ハタハタなど、ご当地大型ベイトがうようよいる海域も数えきれないほどありますよね。

そういうことで、全国をターゲットに見た時には、MHのロッドってのは意外と想像する以上に需要が高いのかもしれません。 

ダイワとかはそうでもないですが、ヤマガ、リップル、アピアなんかは、どちらかというとMクラス以上のロッドがラインナップに占める割合が多いですもんね。

まとめ それでも気になるインフィニティS90MH

さて、今回は2023AWシーズンにシマノが追加発表した新製品、エクスセンス インフィニティのS90MHについて、その魅力と謎についてお送りしましたが、いかがでしたでしょうか。

個人的には、非常に悩ましいモデルを中途半端な時期に出してくれやがってと、ちょっと複雑な心境です。

一本くらいMHクラスのロッドも持っててもいいかな~なんて誘惑に駆られますが、自身の釣りスタイルと想定される年間使用回数を考えたら、明らかに贅沢な話ですよね~。

多分購入は諦めることになるでしょうが、このロッド、9月発売らしいので、リリースされたらちょっと釣具店で触ってみるくらいはいいかなと考えています。

 触ってしまったら猛烈に欲しくなってしまいそうですがw

ということで、あまり中身のない話でしたが、今回のお話はおしまい。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。 

(追記)

結局このエクスセンスインフィニティS90MH、購入してしまいました。

ファーストインプレッションを以下に書いています。よろしければ是非ご覧になってみてください。

中~重量級ルアーを正確かつ軽快に操作。ランカーを制するストロングモデル。 スピニングモデルのラインナップの中で最も強いMHクラスのロッド。中~大型のバイブレーションやブレード系ルアーなどの、引き抵抗の強いルアーが操作しやすい。またビッグペンシルとも相性がよく、高精度なドッグウォークを維持したい場合に活躍する。

タックルやルアーなどのインプレ・レビュー記事は、姉妹サイト「続・スモールフィッシング」に記しています。

よろしければこちらのサイトもご覧になってみてください。

続・スモールフィッシングの最新記事はコチラ! スモールフィッシングの最新記事はコチラ!

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大阪府在住。小学生の頃から40年以上、磯波止筏船を中心に様々な釣りをやってきましたが、2010年にウェーダー購入して以来、ほぼ毎週大阪湾奥西宮の海でウェーディングでシーバスを狙いつづけています。2020年からは本格的にメバリングとアジングにも参戦中!子持ち40代のオトーサンアングラーです。ちなみにタックルはシマノ党、車はBMW党。

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